4月25日の日記

結局実写の寄生獣みた。
キャスティングは悪くなかったと思う。そんなにイメージを損なう事もなかったし役者は頑張ってたと思う。

展開はめちゃくちゃ早いけどアニメでも24話、10時間くらいの内容を1時間ちょい☓2でやるってのはハショるのは仕方ない。

原作は原作、アニメはアニメ、実写は実写だし文句を言う所ではないけど、

許せない所がひとつある。
最初のシーン、はじまり方だけはありえない最低な改悪だと思う。


何故か終盤の後藤戦からのスタート。
は？？？？　ってなった。俺は後編から見てしまったのか？いやいやこれは前編だ。でミギーが死ぬ一番大事なシーン。ここからミギーの回想的に物語は始まる。

なんでそんなわけのわからない演出をするんだ？
そういう演出自体は百歩譲っていいとしよう。俺が最悪と言ってるのはそのシーンだ。

ミギーと新一が死にそうになってミギーが新一を命をとして助けて逃がすシーンで始まるんだけど

これはこの作品の一番の感動する最高のシーンだと俺は思ってる。
何が感動するかってのはミギーは人間を殺す化け物で情らしきものがなく合理的に考え殺人が必要なら平気でするってスタンス。新一とも身体を共存してるから助けるだけ。
人間の思いやりや友達なんて感覚は理解できないね、って生き物。

それが最後の最後、2人が死ぬってシーンでミギーは自分が犠牲になって新一を友達だって言って助けて逃がすんだ。

それは長い物語でミギーがずっと恐ろしい生物の考えでありながらもちょっとずつ情みたいなのが見え隠れしてそれの何回もの積み重ねがあってそれでこのシーンが感動するんだよ。

それなのにその情が無いという積み重ねが全く無い状態で最初にミギーが命をとして新一を助けるシーンから始まる、ってネタバレだし感動のシーンが台無し、いきなり見せられても、2人の関係性がただの助けあってる仲間にしかならない。

なんでこんな最高のシーンを時系列かえてまでわざわざ台無しにするような改悪演出をするのか。監督の実力やセンスを疑う。


・・それ以外は良かったかな。実写だとより寄生獣の迫力も凄い。
ただし劇場であったグロシーンは地上波では規制でカットだったみたい。
規制獣になってしまった。